ラオス横断鉄道が2015年に開通へ

12月7日に中国北京で開催された第7回世界高速鉄道大会で、中国の昆明ラオスビエンチャンを結ぶ鉄道が2015年に開通することとなった。工事は2011年初めに着工の予定で、4年をかけて2015年の開通を目指す。路線はラオスのルアン・ナンター、ルアンプラバン、ヴァンヴィエンとヴィエンチャンを結び、最終的には昆明から終着点のシンガポールをつなぐ構想。鉄道建設には多くが中国人労働者が採用され、鉄道建設の結果ますます中国からの物資や商品がラオスに溢れることになるから主な受益者は中国だ。ルアン・ナンターにしても眠気をさそうような何も無い場所だし、ヴァンヴィエンにしてもヒッピー風の外国人が河でチュービングしてダラダラするぐらいのんびりしたところで、こうした場所に鉄道駅をつくることで現地の生活が乱されることがなんとも残念でならない。また高速鉄道ということで上海と杭州間の滬杭高速鉄道のような高速鉄道が走るのかはっきりしないが、これほどラオスにそぐわない風景もないだろう。

中国南部の雲南省昆明ラオスの首都ビエンチャンを結ぶ高速鉄道が2015年に開通する見通しとなった。中国の技術を採用して約1000キロを結ぶ計画で、総投資額は最大で1千億元(1兆2000億円)規模に達する見通し。最終的にはラオスからタイのバンコクを経てシンガポールを終着点とする構想で、中国は東南アジア諸国連合ASEAN)との貿易拡大を目指す。

http://www.nikkei.com/tech/news/article/g=96958A9C9381959FE2E5E2E19A8DE2E5E3E0E0E2E3E29494E0E2E2E2%3Bda=96958A888

2010年12月7日、中国北京で第7回世界高速鉄道大会が開催された。大会の席上、中国がタイ、ラオス高速鉄道建設協議を締結したことが発表された。タイ政府は既に中国と高速鉄道を連結させる計画を批准しており、鉄道は2011年にも着工される予定とのこと。ラオスも首都ビエンチャンから北京を結ぶ高速鉄道の建設を目指している。2011年に着工し、2015年に完成させる計画である。

http://www.chinapress.jp/pd/23992/

Laos is set to launch work on a key railway line to China that will help bolster the tiny Southeast Asian state's underdeveloped infrastructure, but mainly benefit its giant neighbor. Beijing will not only bankroll the railroad but provide most of the labor for the project. The 400 kilometer (216 mile) rail project will link the Lao cities of Luang Namtha, Luang Prabang, and Vang Vieng with the capital Vientiane and China's southwestern Yunnan province. Construction of the line is scheduled to commence on Oct. 28 and thousands of workers, mostly from 20 Chinese construction firms, are expected to complete it in about four years, according to a recent Chinese survey. The railroad is a joint investment between Chinese companies, which hold a 70 percent stake in the project, and the Lao government, which holds the remaining equity. While many Laotians are excited about improving their country’s transportation infrastructure, others are concerned that China is likely to profit from the agreement.

http://www.rfa.org/english/news/laos/railway-10202010150808.html