ロバート・バウアーによる新しい広東語英語辞書が発刊間近

香港生活が20年に及び、香港人よりも本物の広東語を話すアメリカ人教授ロバート・バウアー(包睿舜 Robert S. Bauer)による広東語英語辞書が間近に発刊されることになりそうだ。去年香港理工大学を退職した後は、科技大学の本科生に社会言語学を、香港大学の研究生には広東語の歴史的構造を教えている。そのロバート・バウアーが7年を費やして編纂した広東語英語辞書ABC Cantonese-English Dictionaryが校正の段階に入っている。数十冊の辞書以外に香港の新聞や漫画本や流行小説の中の広東語を一網打尽に収録している。現在の広東語辞書は内容が古く1970年代から更新されていないのが実状だ。広州でのアジアン・ゲームを機会に数ヶ月前に起きた広東語保護運動についても関心を寄せていて、言語学者の立場から21世紀末には香港で広東語を話す人口は少数に転じ、22世紀初頭には広東語は絶滅に瀕する言語となると予測している。

老包花費7年心血編寫的粵英辭典《ABC Cantonese-English Dictionary》已進入校對階段,辭典收錄了約13,000條地道廣東話詞匯和日常用語。除了參考現有的粵普、粵英甚至粵日(老包的日語也很了得)等十幾本常規辭典外,他還收集了不少和粵語相關的「存貨」,試圖將本地報紙、漫畫書、流行小說等中的粵語一網打盡。現有的粵英辭典版本老舊,自上世紀70年代之後,便沒再更新。他的參考書之一《俗語字典》(Dictionary of Cantonese Slang: The language of Hong Kong Movie, Street Gangs, and City Life),已經絕版,網上熱炒至上百美金。「其實很多廣東話詞彙都來自黑幫用語。」

http://paper.wenweipo.com/2010/10/27/RW1010270001.htm