ラオスからベトナム国境を越える

ラオスの街サワナケットから一気にベトナムのフエに入った。国境の街バンサデン行きのバスに乗り朝7時にサワナケットを出る。乗客は少ないが荷物が座席後部を占める。途中の街でヤギをバスのどてっ腹と屋根の上に数匹詰め込んで再度出発。通常どのバスでも動物を乗せることは禁じているはずなのだが、案の定途中で警官が後から追ってきて停車を命じられる。その後何事もなく再度出発。バンサデンの街に着く前にフリートレードゾーンを通過するが木の茂る原っぱに工場が数軒あるのみ。ラオバオ・ボーダーでラオスベトナムとも問題なく通過。賄賂を要求されることもなかった。ただ今回はたった一人のみの国境通過だったため、係官もひまだったが、これが国際バスとなると乗客が多く通過をスムーズに行うために賄賂要求もあるかもしれない。ラオバオの街でバスを探すが、結局ミニバンに乗ることになった。フエ行きのミニバンで、乗り合わせたのは大半がタバコ密輸入のおねえさん、おばさんといった具合(タバコカートンを数箱詰め込めて脱ぐと持ち運びに便利な形態になる特製のジャケットを着込んでいる)。フエ行きを一気に払ったが結局ドンハの街で別のミニバンに乗り換えになる。これはもうドライバーを信用するしかない。ドンハからはすし詰め状態がフエまで続いた。ただミニバンは乗り心地も安定していてスピードが速いのでフエには6時頃には着くことができた。