ポンサワンからパクサンへ

ラオスのポンサワンからビエンチャンに出るのも距離があるので、南下してパクサンに出ようと考えた。パクサンはボリカンサイ県の最大の街だからと安心していたが、とんでもなかった。まず小型バスとは言っても大型のソンテウに過ぎず、ポンサワンとパクサン間の道路はほぼ赤土のダートロードだった。乾いた土埃にまみれ、高原地帯の冷たい風に当たりながら、乗客を詰め込むだけ詰込んで揺られていくこととなった。パクサンのバスターミナルにはビエンチャン行きのバスしか出ていず、近くの大きめの街であるタケク(3時間、4万キップ)に行くには、バスが通り過ぎる時間をみはからって道端でビエンチャンとパクセを結ぶバスを待つしかない。タケクに行けば、当地発のパスがあるものとタカをくくっていたが、結局ビエンチャン発のバスが数分停留するものでしかなかった。結局これらの地点ではチケットをたとえ買っても席があるとは保証がない。タケクからサワナケット間(2時間、25000キップ)でも座れることは座れたが2人の席に3人座らせられた。こうしたことを考えれば、ナンターやウドムサイのほうがよほど確実だ。またタケクからはベトナムのドンホイに行くバスが出ている(月、水、金、85000キップ)。タケクの街ではゲストハウスの選択肢が極めて少ない。メコン川沿いのボート付き場近くにも見つけにくい上、街中心部のマーケットに行くにしても歩いて行くには遠すぎる。