共同通信社の配信用文字コード体系U-PRESS

熱で溶かした鉛をホットというのに対して,システム化したものはCold Type System(CTSシステム)と呼ばれる。こういったコードは各新聞社がばらばらに持っており,導入されたシステムのメーカーによってコード体系も違っている。共同通信社は全国の加盟新聞社に記事を配信していることから,新聞業界での共通コードU-PRESSを考え,2003年12月から新聞社に配信を始めた。
U-PRESSの前身にK-JISがあるが,うまくいかなかったのでU-PRESSでは,新聞社からの要望を取り入れたり,システムを全面公開している。また,U-PRESSという文字セットを作るのと並行して,フォントメーカーにフォント作成を依頼し,U-PRESSフォントの実装化までこぎ着けた。それで,パソコンより先んじてJIS第3,4水準などの文字も使えるようになっている。
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