映画クローバーフィールドのバイラル・マーケティングと日本のドリンク

商品を売り出す前に意図的に少しの情報を漏らして、ユーザーの興味をかき立てたあと、少しばかりの未解決の空白部分を残してユーザー自らがそれをパズルのように埋めていくバイラル・マーケティングは連続ドラマの形態に特に適している。インターネットの登場以来デビッド・リンチのツイン・ピークしかり、Xファイルやミレニアムなどは放映が終わってもいまだにファン達が劇中の陰謀や一話中にちょっと出てきただけの人物について討論している。映画クローバーフィールドもバイラル・マーケティングをうまく利用して成功した例といえる。現在この映画の一番の話題は日本の生物科学会社の売り出したドリンクで、映画中では電気店のテレビ画面上で10秒も満たない時間映っただけだった。なぜある人が言い出さなければ誰も気付かないような些細なことを論議することがあるだろう。実は映画会社は劇中の数人のキャストのためにmyspace上にブログを開設していて、それによると男性主人公が就職しようとしていた会社がこのドリンクを製造していたことが明かされている。また映画会社がyoutube上にアップロードしたニュースから元来この会社は主に石油ビジネスをしていることが明かされる。さらに手が込んだことにこの架空の会社はウェブ上にオフィシャルサイトを持っていて、そこにはこのドリンクの主要な原料は海上油田の下の海底の新種の水藻ということになっている。またユーザーはテレビドラマLOSTにもこのドリンクが登場していることを発見し、クローバーフィールドがLOSTとも結びつきがあることを知る。これはLOSTとクローバーフィールドが同じ劇本家という裏事情もある。こうしていまやクローバーフィールドは一映画というよりも一つのメディアによる文化産業計画といってもよいほどになった。こうした観点からすればこの映画はまさにブログ時代の映画といえる。

后来者发现这种群众力量极堪利用,尤其是互联网出现之后,与其打击或者吸纳那些反正控制不了的非官方网页,倒不如利用他们做宣传。办法是在产品推出之前就先刻意渗漏一些消息,吊吊网民的胃口,然后在产品之中留下一些未解的悬疑与空白,让他们自己去争论填充有如拼图。这一招尤其适用于情节奇诡的电视剧,因为电视剧是连续播出的,网民粉丝的热情绝对可以转化成持久的忠诚和宣传的利器。而剧情奇诡,自然是引人入胜的不二法门。且不论互联网史前的迷幻经典,大卫连治(DavidLynch)的《双峰》,后来的《X档案》和《千禧年》(Millenium)都藉此产生过巨大的影响,节目虽然早就停了,但仍有粉丝讨论剧情中的阴谋,甚至某一集一闪而过的人影。
[...] 目前关于这部电影最热门的一个论题,是一家日本生物科技公司推出的饮料。这款饮料在片子里只出现过一次,而且是在一家电器行里的电视机上连十秒都不到的广告。如果不是有人说起,你根本不可能注意到。这么微不足道的细节有什么好谈的呢?原来电影公司特别为片子里的几个主要角色在MySpace上开了博客,根据博客,男主角在片子里正要加盟的那家日本公司就是这款软饮的制造商。又根据电影公司放上YouTube的虚构新闻片段,原来这家公司做的主要是石油生意,设有海上油井,而且怀疑遭到不明物体攻击(极可能是电影里的那头怪兽)。更绝的是这家不存在的公司有个似模似样的官方网页,上面分明道出这款软饮的主要原料就是海上油井底下海床上找到的新种水藻。顺着这堆线索,网友又发现了一个博客,它的主人可能因为常喝这种饮料渐渐失常变态。

http://epaper.nddaily.com/C/html/2008-03/09/content_403625.htm