unicodeの改訂

unicodeの母体となったのはxeroxapple文字コード通化グループが合流したもの。unicodeの改訂には、少数派言語の追加、キャラクタに関して新たな情報の取得によりプロパティ変更の必要が起きた場合と、セキュリティ改善によるものがある。セキュリティに関しては初期バージョンのutf-8においてフォワードスラッシュ記号を悪用してディレクトリ構造に不正侵入することなどがあった。

Unicode標準が生まれる母体となったのは、1980年中盤にXeroxで進められていた中国語と日本語の文字コードの共通化を目指していたグループと、Appleで進められていた文字コードの完全共通化に関するグループという、2つの独立した活動であった。そして1988年、これら2つのグループが合流し、共同で作業を進めることを決定した。[...]
あるキャラクタに関して以前には知られていなかった情報が新たに得られた場合で、それは特に使用頻度ないし普及度の低い言語の手書き文字について当てはまる話ですが、変更が必要なキャラクタのプロパティについては適切な処置を施さなければなりません。つまりキャラクタの実際の用途がより詳しく判明したので、それに応じてキャラクタのプロパティを改訂する訳です。[...]
例えば初期バージョンのUTF-8におけるフォワードスラッシュ記号には複数のレンダリングパターンが存在したが、これを悪用してディレクトリ構造に不正侵入したり、異なるキャラクタセット間におけるコードの重複をアドレスやサイト情報のスプーフィングに利用する者が出てきたのである。

http://opentechpress.jp/developer/article.pl?sid=06/11/06/011246