中国ニュースのキーワードはセックス

年末年始にかけて中国のニュースで最も多かったキーワードは鳥インフルエンザをのぞいてはセックスだった。年末には木子美のセックス日記『遺情書』が再度人気を集め,12月には北京の南北通公司が木子美の商標を登録申請して国家商標総局に受理された。ロンドンと北京で話題の映画『上海王』は田舎出の娘がギャングのボスの愛人から大ボスになる話だし,ベテランの作家王蒙は正統派で通っていたが新しく出した作品『青狐』は性心理描写がたけている。11年前に一度,大胆な性描写で一部伏せ字をされて発行された賈平凹の『廃都』が2004年を迎える時期に完全版として出版された。
芸能界では『小さな中国のお針子』の周璇が書いた本(『我的経歴』)のサイン会のゲストとして『南少林』や『鉄歯銅牙紀暁嵐』などで皇帝を演じて有名な張鉄林に頼んだとき,張鉄林にセックスを要求されて断ったが,おかげで本が売れた事件があったりした。12月には無名の女優張諐が録音テープを証拠として『笑傲江湖』の監督黄健中をセックス賄賂を受け入れたと暴露した。彼女はあっけらかんとして出演のチャンスを得るために監督とセックスしようとしたと語った。1月2日には、張諐は黄健中監督が『笑傲江湖』にも出演した女優の許晴と曖昧な関係を持っていると暴露したが、許晴はナンセンスだと一蹴している。以上のように今の中国大陸ではセックスを往々にして商品としてみることが多くなっているようだ。
http://news.bbc.co.uk/hi/chinese/china_news/newsid_3451000/34511691.stm