人と人のつながりを重視したXFNとsemblogのCommunity Web

XFN (XHTML Friends Network) はhrefタグの中のrelアトリビュートを使って人との関係を表す。FOAFよりシンプル。

XFN puts a human face on linking. As more people have come online and begun to form social networks, services such as Technorati and Feedster have arisen in an attempt to show how the various nodes are connected. Such services are useful for discovering the mechanical connections between nodes, but they do not uncover the human relationships between the people responsible for the nodes.

http://gmpg.org/xfn/intro

似たアプローチにsemblogのCommunity Webがある。

Web上の情報リソースを人単位で管理して人の間にリンクを張ることで構造をすっきりさせようというのがCommunity Webのキモ.
多くのWeblogは1つのサイトという枠組みの中にたくさんのエントリがあって,両者はリンクされている.この場合のサイトは1つの入れ物でしかないわけだが,それを「書き手という人を代表して公開されているもの」と考えればまさにCommunity Webの基本モデルである.RNAも同じ.ある人が持つRNAという入れ物に自分の好みの情報がある程度整理されて入っており,それらが公開された状態になっている.というように,人の存在はすでにWeb上にあって,あとはそれら同士をどうつなぐかという問題になる.そこで出てくるのがFOAF.このメタデータを使って人の間のリンクをある程度リッチなかたちで表現する.Weblogサイトをまたぐエントリ間のリンクとは意味づけを変えつつ,共存させる.で,そのFOAFリンクを容易に作る方法が最新のRNAに実装されたFOAF TrackBackである.いまはRNAの付属機能ではあるが,次はWeblogの情報をFOAFに記載できるようにして,Weblog間リンクとして利用できるようにする.もちろんFOAF TrackBackだけを切り出すこともできる(けどRNARSSアンテナ機能も使ってほしい...).ここまでやると,Weblogで情報を発信し,RNA(と連携するglucose)でまわりの情報を収集・編集する個人,というものがFOAFで表現できるようになる.

http://www.semblog.org/i2k/archives/000249.html