香港のアップル・デイリーが無料新聞である爽報を発行
現在、香港には英文紙The Standardと大紀元時報を除けば、街角で配られる無料新聞は3紙ある。都市日報(メトロ・デイリー)と頭条日報とam730だ。このうち頭条日報だけが星島という新聞グループを背景に持っており、都市日報は海外のフリー・ペーパーの香港版の位置付けだし、am730は新聞社とは関係のない業界外の人間が発行している。そこへ香港のアップル・デイリーが無料新聞である爽報を出すという。頭条日報は星島の不足を補う手段として発行され、今では無料新聞として発行数一番を誇っている。一方のアップル・デイリーは現在、競馬の開催日を除けば一日の発行数が26万部へと落ちこんでおり、今まで大衆化路線で売っていたアップル・デイリーが、爽報で購読者獲得に更に大衆化路線を走れば、購読者が爽報に流れることになって自分の首を締めることになるはずだ。しかし頭条日報の台頭は無視できないものとなっており、みすみす購読者を奪われるよりかは自分で無料新聞を出すことを選んだようだ。計画ではまず爽報は50万部を発行し、いずれは100万部を発行して頭条日報を追い超すことを目指す。また新聞の政治的立場から言えば頭条日報が体制派であるのに対して、アップル・デイリーは反体制派であって、日毎に影響力を増す頭条日報に対抗するためにアップル・デイリーの果たし得なかった任務を爽報に負わせることになったようだ。
香港最先出现的三份免费报章—都市日报、头条日报与am730,其中只有头条日报是由传统报纸另办的。都市日报是由外国的专办免费报的财团办的,am730是由非行内人士办的。
这种现象显示:原先已在办收费报的人,大都视免费报的出现为对他们的一种威胁,而不是一种机会。除了星岛肯投入资源另办头条日报,以补星岛的不足外,其他收费报纸,他们的内心一定很矛盾。自己的报纸办得好地地,没有理由再去办一份免费报来抢自己的生意。以苹果等为例,原先已是走大众化的路线,而办免费报亦大多注定走大众化路线(这样才能派得多),读者一定会与原先的收费报纸重叠。结果是免费报办得愈好,原先收费报的读者就流失得越快。但如果刻意限制免费报的内容,不让它办得好过原先的收费报,那又另办一份免费报来干甚么?被调往办免费报的工作人员也一定不甘心。
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现时苹果日报在非赛马日的发行量已跌至二十六万份,如果另出一份爽报,内容上也有一定份量的话,一定会有不少原先的读者改看爽报。随着爽报的发行量不断增加,苹果日报的发行量将不断萎缩。黎智英先生最终求仁得仁。
不过,能够以苹果的没落,去换取一份新生的,读者人数更多的免费报,还是值得的。爽报打算一开始就印五十万份,将来要争取一百万份,影响力要超越头条。这才是黎智英先生办免费报纸的主要目的。
黎智英先生的政治立场是读者皆见的,但头条的取态刚与他相反。一个反建制,一个护建制。头条在免费报的阵地一枝独秀,影响力日增,反建制力量当然不可以坐视不理。苹果无法完成的任务,就只好由爽报去承担了。