徳宏州芒市の法帕温泉に行ってきた

徳宏州芒市の法帕温泉に行ってきた。法帕は芒市の2路バス(1元)で簡単に行ける温泉。ここは日本軍の老兵で藤沢市出身の日本人が投資して開発した温泉とホテルがあって、外国人も泊まれるようになっている。ちょうどいい具合にひなびたホテルの構内には村で一番大きいプールと温泉池がある。法帕には他にもいくつか温泉があって、共同浴場なら2元から15元まで広く選べるから、誰も制止しないので中の湯船の様子を見てから決めるといいだろう。自分は供銷社度假村の中の浴場に入った(時間制限なし/5元)。春節明けに行ったが、人が三々五々入ってくるぐらいで混雑した感じはない。温泉池の中央に4本の湯が湧き出るパイプがあって、程よく水の循環がされている感じ。天井は半開放式のアーチ型天井で、雲ひとつない青い空を眺めながら湯に浸ることができる。水温も高めで日本人向きだ。雲南省では金平近くの勐拉温泉にも行ったが、共同浴場は露天でみな石けんを使うので湯が汚くてとても入れたものではない。個人風呂(10〜15元)にしても湯はぬるめであまり満足できるものではなかった。翻って法帕温泉では石けんを湯船の中で使うことは禁じられている。また中国の他地域のように全員が海水パンツを穿いて入るようなこともなく、全裸で入る人もちらほらいて、日本人の感覚に近い。それから、温泉に入る前に行くといいのが村の小高い丘の上に立つ仏塔だ。入場料などというものもなく(芒市の菩提寺仏光寺などの寺院で入場するのに金を取られることはない)、丘から眺めると平野が多いことが分かる。丘を降りてくると、やはり村の寺院があり、その境内ではお決まりのサイコロ賭博の屋台が出ていて、巨大な3つのサイコロをゴロゴロと転がせて賭けをしているのを目にすることができる。