ウルムチ南山の甘溝郷から白楊郷に出るコース

ウルムチ南山の甘溝郷から白楊郷に出るコースを歩いてきた。まず、人民公園南門の近くにあるボロい建物の和田街市郊客運站に行き、朝9時の一番早いバス(8.6元)で1時間半で甘溝郷に到着。バスが到着する終点の道路をそのまま行くと菊花台に行ける気がするのだが、そのまま行くと金泉溝に出ることになる。今回は金泉溝経由で白楊溝に抜けるコースを選択したのでこれで良しとする。菊花台へ行くのなら甘溝郷で車をチャーターして1人20元する。金泉溝への道沿いはすべて舗装されている。週末を除いては、道の両側の草地に農民がポチポチといるぐらいで観光客はひとっこ一人いないので風景を独り占めできる。途中で道が分かれたら天文台のある右側の道に入る。しばらく行くと舗装道路が途切れたら、左側の丘を登りきると廃虚と化したスキー場リフトの残骸を目にすることになる。また少し進むと蒙古包が並んでいるのが見えたらそこが金泉溝だ。西白楊溝ヘ向かうにはリフト沿いに歩いていってもよいし、蒙古包の裏側に抜け降りてスギの生える道を通ってもどちらでも良い。ここを抜けると、草原の彼方に山が聳える今回のコースで一番精彩ある景色を望める。丘の上に立つと、高度350メートル差の上方から蒙古包の集まる眼下の白楊郷を望みながら、谷を渡る風を浴びることができる。谷を降りたのが4時45分、ウルムチへの戻りのバスは5時発で、最終バスは2時間後の7時となるから、ちょうど良かった。バスは蒙古包の集まる道路脇の駐車場に留まる。