中国が簡体字の新規範漢字表をまもなく発表
現在、中国では漢字の繁体字と簡体字をめぐっての論議がにぎやかだが、中国の中国社会科学院が簡体字の規範漢字表をまもなく発表する予定だ。簡体字で問題となっている主に3つの事項について調整が入るもの。一つ目はまず同音代替の問題で、干犯、干净、干部、主干などの干はすべて同じ「干」であり簡素化しすぎているのでこれを調整する。2つ目は、符号代替の問題で、邓（鄧）の又部分と灯（燈）の丁部分と澄（澄）の登部分は繁体字では同じ登なのに簡体字でちがう部分に変わってしまっていることを調整する。3つ目は草書体の楷書化で、簡体字に応用されている草書体部分は楷書体とバランスがあわないのでこれを解消する。全体的に言えば今回の規範漢字表の発表では問題改正は除々に行われるもので、大規模な改正はないとのこと。この動きが本当に実現すればいい方向に動いているといえる。まあ、個人的には广や贮のようなどう見てもバランスの悪い簡体字が消えてくれるとうれしいのだが。
据《新京报》报道近来，有关恢复使用繁体字的意见引发了广泛争议。中国社科院8日上午举办的第五次国学研究论坛对此进行了专题讨论。权威专家透露，有关方面将对汉字规范进行新的调整，新规范汉字表将很快公布。王宁透露，目前教育部将对汉字的规范进行新的调整，新规范汉字表已经进入相应的行政程序，将很快公布。“主要的改进是针对简化字的一些问题。”王宁说，一是“同音替代”，比如干犯、干净、干部、主干，都是用的同一个“干”，这过于简单了，不利于理解。二是“符号替代”，像邓的又部，灯的丁部，澄的登部，在繁体字中都是“登”，简化之后反而成了三个字，这就使简单问题复杂化了，也不利于理解。三是“草书楷化”，一些简化字是用草书代替了正楷，草书与楷书之间很多是不协调的。“这些问题要逐渐改正，这次的新规范汉字表作了一定的纠正，但还没有大规模地改。”王宁说。
