アップデートが必要ないRudra Anti-Virus

現在のアンチウィルスソフトはシグニチャーか、ヒューリスティックを使ってウィルスを検出するが、未知のウィルスに対しては効果がない。Rudra Anti-Virusはアップデートもヒューリスティックも用いずウィルスを検知するもので、その技術はIntention-based technologyでphilosophy behind the human systemに基づいているというが抽象的すぎてよく分からない。

Rudra Antivirusをインストールすると、まずWindowsの中の全部のファイルとプロセスを記録する。Rudraが許可していないソフトがプロセスを実行しようとすると、メモリを監視していて阻止する。新しいソフトやネットからダウンロードしたソフトもすべてRudraの画面を通してインストールし、完了後に全ファイルをスキャンして変化を記録する。[...]
この技術は2004年にRudraのManaging Directorでインドのマドラス大学を卒業したN.S.Baskar氏が発明し、2006年にシンガポールに設立したRudra Technologiesに移転したらしい。

http://www.rudratec.com/
http://taigablog.com/2006/09/post_5.html

なぜこんなことになるのかというと、マルウェア(悪意のあるソフトウェア)を作る人があらかじめ各種代表的アンチウイルスソフトの最新版を使って検知されないかどうか検査して、見つからないことを確認した上でばらまいているため。つまり、アンチウイルスソフトウェア対策が成されているわけです。

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20060720_malware/