『漢字圏の近代──ことばと国家』

村田雄二郎 C.ラマール編 『漢字圏の近代──ことばと国家』。近代ベトナム語における「漢字」の問題や朝鮮語と漢字が面白そう。

東アジアにおける言語・文字使用の実態とはいかなるものであったのか。多言語的・混成的な言語状況から,言(話しことば)と文(書きことば)が有機的に結合した自己完結的な言語共同体=国語という理念への移行はいかにして生じ,その過程でいかなる模索や葛藤があったのか。本書のいくつかの章は,個別の歴史的状況にもとづきつつ,この問題に答えようとしている。読者はその中から重要ないくつかのヒント・示唆を得られるであろう。

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