携帯用の五筆数碼に期待を賭ける王永民

中国大陸でどのコンピュータにも入っている五筆字型入力法は発明した王永民に名声をもたらしたが,金銭的な利益はあまりもたらさなかった。王の王碼集団の名前は誰でも知っているが,100平方メートルのオフィスは借り物だし,融資にも事欠いている。過去数年間で王碼集団が接触した投資者は少なくとも5つあるがどれもうまくいっていない。孫正義ソフトバンクもそのひとつだったが,ソフトバンクモトローラノキアなどの国際的携帯メーカーが五筆入力法技術を買ってはじめて資金投入することを要求したため暗礁に乗り上げた。そこで今王永民が期待を賭けているが,携帯のショートメッセージにも使える五筆字型の双子の兄弟にあたる五筆数碼で4月に人民大会堂で記者招待会を開催して発表する。五筆数碼は漢字を数字で入力するので,キーを使って文字を入力する場面例えば携帯,ATM,ゲーム機,ボックストップはてはマウスにまで入力できる。ライセンスは中国国内メーカーに提供されて,半年以内には市場に五筆数碼入力法の入った携帯が出回ることになる。もう一つ王が希望を寄せているのが2年の時間と400万元の開発費をかけて開発した王碼マウスだ。王碼マウスの特徴はp2pポートとUSBポートが両用できる。
http://tech.sina.com.cn/it/2004-03-20/1151336667.shtml
http://www.wangma.com.cn/gb/index.htm